腕時計は手首に着けるな!?手首側 vs 肘側の争いに終止符を打つ。

腕時計を着ける際、手首の外側にある出っ張った骨(尺骨茎状突起)を基準として、「骨より上側(肘側)」に着けるか、「骨より下側(手の甲側)」に着けるか、迷ったことはありませんか? 今回は、SNSでのアンケート結果や主要時計ブランドの見解、そして5つの実践的な検証ポイントから、この議論について深く掘り下げてみたいと思います。

世間の多数派とブランドの公式見解は「上側」 InstagramやXで実施したアンケートによると、およそ3分の2の方が「上側(肘側)」に着けていることがわかりました。 さらに、日本版クロノスの広田編集長も「上側」が理想の位置であると言及しています。ロレックスをはじめ、カルティエ、ブレゲ、ゼニス、ヴァシュロン、オメガ、IWCなどの主要ブランドの公式ホームページを確認しても、画像ではいずれも上側での着用が提示されています。

実践検証!5つの観点で比較 では、実際に上と下で着け比べた場合のメリット・デメリットを5つの視点から見ていきましょう。

1. 他人からの見え方(袖との関係) 長袖を着ている場合、下側に着けると時計が袖から見えやすくなります。一方、上側に着けると手を下ろした時に時計が袖に隠れてしまうため、時計を見せたい場合は下側に着けるか、袖をまくるなどの工夫が必要です。

2. 着用時の安定性 下側(手の甲側)に着けると、どうしても手元で時計がジャラジャラと動いてしまいます。しかし、上側に着ければ手首の骨がストッパーとして機能するため、手首を動かしてもずれることなくしっかり固定されます。

3. 手首の可動性への影響 下側に着けると、手首を反らした際に時計が手の甲に干渉し、目一杯手首を曲げることができません。上側に着ければ、時計の有無に関わらず手首の可動域を最大限に確保できます。

4. 身体の安全性(怪我のリスク) 転倒して地面に手をついた場面を想定してみてください。下側に時計があるとリュウズが手の甲に食い込み、負傷するリスクがあります。上側に着けて手首の可動域を確保しておけば、この干渉を避けられるため安全です。

5. 腕時計パーツ(ブレスレット等)への負荷 ロレックスの指摘にもあるように、手首の関節部分(下側)に着けると、時計のヘッドに近いリンク部分に大きな「ねじれる力」がかかります。長年の使用でブレスレットが歪む可能性があり、特に強度の低いヴィンテージ時計などでは注意が必要です。

結論:最終的には好みだが、迷ったら「上側」がおすすめ 専門家やブランドも、最終的には「自分の着けやすい所につけるのが一番」と個人の好みを尊重しています。自分なりに明確な理由があればどちらでも問題ありません。 しかし、特にこだわりがないのであれば、可動域や安全性、そして大切な時計のブレスレットへのダメージを防ぐ観点から、なるべく「上側」に着けることをおすすめします。

皆さんは腕時計を着ける位置にこだわりはありますか?ぜひご自身の時計の着け方の参考にしてみてください。